NPO法人と助成金

日本におけるNPO法人

NPOとは「Nonprofit Organization」または「Not-for-Profit Organization」の略で、広義では「非営利団体」、狭義では「非営利での社会貢献や慈善活動を行う市民団体」のことをさします。

 

収益を目的とする事業を行うことは認められいますが、その事業で得た収益は、さまざまな社会貢献活動に充てることとなり、団体の構成員に対して収益を分配することを目的としない団体です。
つまり、営利を目的としない市民の活動が「NPO」と呼ばれます。ボランティアが集まって活動を行う団体のことを「ボランティア団体」と言いますが、このボランティア団体もこの市民活動団体に含まれます。
両者とも「自主的」、「自発的」に社会貢献活動を行うという点では同じですが、一般的にボランティアは「個人」を、NPOは「組織団体」をさすものとされています。

 

企業が利益の追求を目的とするのに対して、市民活動団体は一定のビジョン(夢)のもとにミッション(使命)の追求を目的とすることに特徴があります。企業の利益追求が、通常、ゴールがないとされているのと異なり、このミッションが達成されれば、活動自体が終息することとなります。

 

1998年3月、日本において特定非営利活動促進法が成立しました。その大きな契機となったのが、1995年1月に発生した阪神淡路大震災です。震災直後の災害救援において、一般市民によるボランティアが活躍し、その重要性が広く認識されたことから法律が制定されました。日本において市民の活動に焦点が当てられ、それに法人格を与える制度が創設されたのははじめてのことでした。

 

その後、NPOは急速に発展し、その数も年々増加し4万を超えています。2011年3月に発生した東日本大震災においても、災害救援や復興支援活動において極めて重要な役割を果たしており、これまで見過ごされがちであった人とのつながりが改めて認識されるなど、よりいっそう人々の関心を集めています。